にわか目線のラグビー日記

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ラグビーの基礎知識 第三回 ルール編その1

ルールについても。

得点方法

点数の取り方には大きく、キックとトライがあります。

  • トライ(5点)
    ラグビーの醍醐味です。
    相手陣地のゴールラインゴールポストというH型のポールがたっているライン)よりも奥側のエリアのグラウンドにボールをつける(グラウンディングという)すると得点となる。
    ゴールに迫られたチームはなんとか地面にボールが触れないように、最後は足や手のひらをボールの下にねじ込んでグラウンディングされないように試みる場面が頻繁にあります。
    また、時折もしそのファウルがなければ間違いなくトライになったであろうというファウルが起きた場合には、グラウンディングできなくても、審判が試合を中断して、ペナルティトライとしてトライがあったものと認定することもあります。

  • キック(2点または3点)
  1. コンバージョンキック(2点)
    トライをするとキックをする権利がもらえるキックです。
    ゴールポストのH型の上半分のポールの間を通過すると決まった事になります。(これは他の2つのキックも同様)
    蹴る位置はトライをした位置(横位置)のライン上であればどこからでもキックできます。
    そのため、トライを極力ゴールポストにちかいところにすることでコンバージョンキックの難易度を落とす事が出来るため、どのチームも極力フィールドの真ん中にトライをするようにプレーをします。逆に一番サイドライン際にトライをすると約45度の角度からキックをすることになります。
    トライとセットで7点になるため、よく点差が8点以上になると解説で「1トライ1ゴールで追いつく事ができない点差」と表現されます。
    ペナルティトライの場合にはコンバージョンキックは省略され、自動的にトライ+キックのゴール分の7点が入ります。
  2. ペナルティキック(3点)
    相手が重たい反則(別途説明します)をおかした場合に、権利を行使できるキックです。キックを出来る場所は相手がファイルを犯した地点からとなります。
    よくファウルをもらった後に、「もっと攻め続けてトライを取りにいくか」「固くペナルティキックで3点刻むか」という選択を迫られます。特に実力が拮抗している試合においてはこの判断が勝敗を大きく左右することがあります。
    なお、コンバージョンキックはキックモーションに入ると相手がプレッシャーをかけることができますが、ペナルティキックでは許されていないため、落ち着いて蹴る事ができます。
  3. ドロップゴール(3点)
    ラグビーの中では一番レアな点の取り方です。
    コンバージョンキックとペナルティキックがファウルが起きた場合やトライの後など試合が途切れた状態で、ボールを地面に固定してキックするものなのに対して、ドロップゴールはインプレー中に一度ボールを地面に落としてバウンドさせた上でキックをするというものです。
    当然、ラグビーボールは楕円ですので、バウンドさせたボールを蹴るという事自体が難しい上に、インプレー中ですから敵が動いて防御にくる中でのキックとなるため、プロの選手でも決めるのは簡単ではありません。
    しかし難しいから一か八か蹴るというよりも、本当にキックに自身がある選手が勝負所に繰り出すスーパーキックという位置づけと覚えておくとイメージが近いと思います。

ペナルティの再開方法

説明の順番があべこべになりますが、ラグビーの反則には比較的重たいものと軽いものがあります。また乱暴な言い方をすると、自分が単にミスをしたようなものは軽い、相手の妨害をするものは重たいと覚えればいいです。

  1. 軽い反則の再開方法
    軽い反則の場合、再開方法はスクラムのみとなります。
    スクラムは強弱がはっきりする部分があるので、実はスクラムが弱いチームは相手が軽い反則をすると結構大変です。
    (あまりそういうアンフェアなことをするチームはないのですが、スクラムに相当さがある場合、わざと相手ボールのスクラムにした方がボールを奪う事ができるのではないかとと思ってしまいます)
  2.  重い反則の場合
    重い反則の場合、再開方法をいくつか選べます。
  • ペナルティキック
    先ほど説明した得点を取る方法の一つです。
    ただし、反則された地点からのキックですのであまりにも遠い場合には選択されません。平均的にはフィールド中央のセンターライン付近くらいまではペナルティキックを選択する可能性があります。
    また、相手との点数が大きく空いている場合にも3点では足りないという事で選択されない事が多いです。
  • タッチキック
    反則をされた地点からサイドラインに蹴り出すキックです。
    ボールが外に出た(空中でも)地点から出したチームのラインアウトで再開されます。
    極力ゴールラインに近いところに出す事で、再開してからトライまで運ばなければならない距離を短くすることができます。ただし、ゴールラインを超えてからサイドラインを割ってしまった場合は蹴った地点からスクラムとなります。(もう一つ再開方法がありますが、普通は蹴った地点からのスクラム再開が選択されます。
  • タップキック
    足でちょこんとだけキックをして、プレーをそのまま再開します。
    相手の準備が整っていないような場合に選択されます。
    日本代表はこのプレーを比較的多用します。
  • スクラム
    反則が起きた地点からスクラムで再開する事もできます。

 

いかがでしょうか?

だんだん難しくなってきてしまいましたかね?

次回はルールその2反則についてです。